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ヤフオクで偽ブランド品大量販売 ヤマト元幹部ら26人逮捕
インターネットオークションを悪用し、グッチなどの偽ブランド品を大量に販売したなどとして、大阪、兵庫、奈良3府県警の合同捜査本部は29日、商標法違反の疑いで、ヤマト運輸の元兵庫主管支店芦屋エリア支店長、菅拓郎容疑者(42)=神戸市北区=と、会社役員、春田建員容疑者(49)=大阪府吹田市=ら密売組織の25人を逮捕、組織の元締めの会社役員、矢部結城容疑者(32)=兵庫県芦屋市=を指名手配したと発表した。
密売組織は平成15年10月から今月にかけて約40億円を売り上げたとみられ、府警などはこれまでに偽ブランド品約3万点を押収し、19カ所を捜索。仕入れ先など密売組織の実態解明を進める。
組織の業者と代金引換宅配便の契約を結んだヤマト側も偽ブランド品の発送手数料などで約1億円の利益を得ていた。菅容疑者は「契約相手は架空業者で、偽ブランドを扱っているのも知っていた」と供述、府警では菅容疑者が実績を上げるために密売組織に協力したとみているが、ヤマト側は「契約を取っても支店長としての評価が上がるわけではない」と否定しており、経緯について追及する。
調べでは、菅容疑者らは昨年8月末、インターネットのヤフーオークションを通じて、横浜市内の女性にグッチの偽財布1個を約9000円で販売し、グッチの商標権を侵害するなどした疑い。
矢部容疑者らは、架空の業者名を使った偽ブランド品の配送拠点を阪神間などに約10カ所設立。各拠点のメンバーが、正規の2割前後の価格で架空名義で出品していた。
菅容疑者は、矢部容疑者らが設立した複数の架空業者と代金引換宅配の法人契約を締結。ヤマト運輸が落札者から受け取った代金は、密売組織の架空名義の口座に自動的に振り込まれていた。
菅容疑者は29日付で懲戒解雇された。
ヤマトホールディングスの瀬戸薫社長は「多数のみなさまにご迷惑をかけたことを深くおわびします。今後は契約時の調査を厳重に行い、再発防止に努めたい」とコメントした。
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